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5月 26, 2005の投稿を表示しています

きょうは、SEOとは関係ないですけど

 うちのパソコン教室(ケイエックス)で使っているパソコンのキーが取れたりするので、補修用にジャンクのノートパソコンをオークションで買ってみました。  「起動しません。」という説明でした。確かに起動しなかったのですが、部品を取って捨ててしまうのはもったいない感じでしたので、修理してみることにしました。普通のパソコン教室の経営者ならこんなことはしないのでしょうが、電気技術者の国家資格免許もあり、電子計算機の専門家でもあるので、「分解禁止」の表示などへのかっぱです。  蓋を開けてみると、BIOSバックアップ電池と呼ばれる3Vのリチウム電池がありました。普通の100円ショップで売っているようなボタン電池です。普通のボタン電池ですから、時計の電池のように数年で切れるわけです。この電池を交換するだけでメーカー修理となり、数万円も修理代がかかります。半田をはがして新品の100円電池と交換しました。「このメーカーはお客様の立場に立って物を作っていないなぁ。」というのが正直な感想です。ダイオードの保護回路などを付けて並列にユーザが取替えられる電池を入れておけば済むことです。  電池の交換で、一応、起動するようになりました。起動してしばらくすると、突然電源が切れることがあります。省エネ機能ではもちろんありません。電圧低下に対する保護回路が働くようです。たぶん電圧が不安定なのが原因です。ここで電気に詳しい人ならピンときますね。そう、電源用コンデンサです。電源プラグ付近の大きな電解コンデンサにテスターをあてると明らかにメーターの動きが変です。ついでにいくつかある電解コンデンサを新品にすべて交換しました。1個数十円の部品です。これを少し高い温度に耐える物を使えば、故障しなかったのではないかと思います。  修理してから半月以上経ちますが、今のところ問題なく動いています。  たぶん、同じ部品が原因で故障して捨てられるパソコンの量は、数十万台になるのではないでしょうか?   物を販売する側の姿勢として、「あそこのパソコンはすぐに故障する。」といわれながら、修理代をぼったくるのがよいか、「あそこのパソコンは長持ちするので、また、あそこの新しいパソコンにしよう。」と言われて、新しいパソコンが売れるのがよいか。どちらが儲かるのでしょうか?  ケイエックス  http://www.kx777.com